今宵のカレー活動8
青パパイヤを託された。
トロピカルなフルーツといったイメージだが、熊本の海辺の地、津奈木町で育ち、“野菜”扱いを受けているらしい。
南米滞在の際はよく食べたけれど、調理するのは初めて。
形はみごとな紡錘形。青い実は瓜を思わせる佇まいがある。「木瓜」とか呼ばれるのも納得。
さて。
どうカレーにするか。
まず、パパイヤをまっ二つに刃を入れる。
ねっとりとした切り味と共に現れた空洞には、将来タネになると思しき白い粒々がまとわりついている。
なるほど。
輪っかを愉しむスープカレーかな。
火の通りは早そうなので、先に三枚肉と大根を、酒と黒砂糖、醤油、八角、カルダモンで煮込んでスープのベースをつくる。
その間に青パパイヤを輪切りにして面どり、輪っかパパイヤを量産、三枚肉と大根がいい具合になったら、投入する。
しばし放置したのち、クミン、コリアンダー中心の粉スパイスをぶち込み、天草の天日塩で味を調整して完成!
スープの中に、パパイヤの輪っかがひそむ、愉しいスープカレーとなりました。
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